練習投球は完璧?
参加しているリーグ戦の場合は、最初に15分間の練習投球の時間があります。試合に出る場合は5~15分程度の練習時間があるのが一般的です。この時間で投球ラインと投げるボールをある程度決めて絞っておく必要があるでしょう。
いつも投げているセンターであれば、ラインを見定めるのであれば、2~3球投げればよさげな気もします。ただ、レーンコンディションは生き物と言われ、時々刻々変化します。なので、その時のオイルの状況をつかんで、自分のイメージしたラインとの違いを調整する、というのが正しいかもしれません。
練習投球でやるべきこと
基本的に、練習投球は同じボックスで投げる参加者が1球交代で投げます。なので、自分が投球する際に10ピン全部が残っているとは限りません。前の人が10ピンを残したのであれば、その状態で投げるのが普通です。プロの大会などでは、リセットするのを見たことがありますが…。一通り、やっておきたいことを挙げてみます。
ポケットヒットのライン
まずは、ポケットヒットするラインを見つける必要があります。ポケットをつくという意味においては、逆に、ピンがなくても投げられますので、仮想1ピン3ピンに向けて投げるというのもいいと思います。
ストライクになるライン
次に、そのポケットに行くラインの中で、ストライクになるラインを模索します。タップしたピンを見ながら調整していきます。
ストライクの幅を感じるライン
試合では、ストライクを出すのはもちろんのこと、ストライクを続けられることが試合を決めると言っても過言ではありません。その際、内ミス、外ミスがある程度許されるコースがあると、非常に楽に攻められます。2~3枚程度内ミス、外ミスしたラインを投げ、感触を掴んでおくといいです。
スペアのラインを確認
一番タップしやすいのは10ピンであり、右投げで一番苦手とされるのも10ピンのスペアメイクです。苦手なら苦手なだけ、プレッシャーのかからない練習投球で練習すべきでもあります。
また、4番ピン、7番ピンを1投目のボールで狙う場合は、時間の許す限り、1投くらいしておきたいものです。
体、腕の準備運動として
その他に、1回目、2回目の投球は怪我をしないため、助走なし、あるいは、通常よりゆっくり投げるなど、いきなり腕に大きな負担をかけないように投球するのもよいと思います。実際、初心者であれば、投球イメージを作る意味でも大きいです。
練習投球で何球投げられるのか?
限られた時間内で、上記の全てを確認することはできないでしょう。そのため、自分が投げられる投球数を割り出し、何に何球を費やせるのかを予め確認してみましょう。
仮に10分、4人で1ボックスの場合を考えてみましょう。会場のピンセッターの動作時間が大きく関係しますが、一般的に1ゲーム10分弱ですので、最大の23投とすると1投当たり20~30秒、長く見積もって30秒とします。
1ボックス2レーンに、4人で投球ですので、1分ごとに1回程度の投球が可能となります。そして、10分間となると、10回、左右のレーンで5回ずつという結論になります。
実際には、レーンけん制もありますし、投球動作の速い遅いはあるので、10分4人の場合は、各レーンで最低5球くらい、と覚えておけばいいと思います。
投球練習の割り振り
例えば、4球の練習だとすると何をすればいいでしょうか?
1球目:助走なしでポケットを狙うライン
2、3球目:通常の投球でストライクライン
4球目:10ピンスペアの確認
あくまでもモデルパターンであり、初心者にとっては、いつもの投球ができているかの確認から始まるので、実際にはそこまでうまくいかないことも多いでしょう。それだけに、シャドーでの練習や、そのセンターのオイルコンディションの情報など、その日の投球ラインをイメージしておくことはもっと重要ではないでしょうか。