ボウリング用品と一般のテーピング
指の保護をするための商品は、ボウリング場でも売られていることが多いです。多くは併設のショップがあり、そこで扱っています。購入するに当たっては、実際に目で見て、手で触って選べたほうがいいに違いありません。とは言っても、実店舗の店頭においてあるものは限られてしまいます。カタログやネットでの商品を見るとさまざまな種類があり、自分に合ったものを選ぶのはなかなか大変な気がします。ショップやプロボウラーに相談すれば、だいたいは分かります。ただ、これも人によって微妙に違う部分でもあるので、勧められたものを試してみながら、取捨選択していくのも楽しみの一つかもしれません。
ボウリング用品の市販品
指の保護と抜けの調整という観点で見るとき、指穴に貼り付けて調整する方法と、指に貼り付けて調整する方法があります。もちろん、両方でも構いません。
インサートテープ
サムの指穴に貼り付けるものとしては、インサートテープがあります。
純粋に滑りを調整するテープと、厚みがあってクッションの役割をするものと、多岐に渡ります。最初は、オーソドックスなものをお勧めします。こちらは別ページで記述します。
ティアライトテープ
指に貼り付けるものとしては、一般的には、サムのフィッティングテープと言われるものと、フィンガー用のティアライトテープと言われるものになるでしょうか。
ティアライトテープは指に1~2周巻きつけるタイプのものです。フィンガーの保護と同時に、フィンガーのグリップ力も上がりますので、強い回転がかかる効果も期待できるのかもしれません。ただ、こちらは管理人は使っていませんので分かりません。巻くことで指の径が変わりますので、指穴に入らなくなってしまうことが試せない理由です。
サムの保護
サムはボウリングで一番怪我をしやすい部位です。流血の自体になることはなくとも、マメ、タコ、皮剥け…小さい傷のようなものは多いはずです。根本的に防止するためには、投球フォームの改善などが必要ですが、怪我の防止は再発する前にやっておきたいところです。
テープを貼るのは人によりますが、親指の裏側(爪側)、裏側から人差し指寄り、親指全体などに貼ることが多いようです。
予めカットされているものと、一巻きになっているものがあります。カットされているものは、そのまま使うだけの人、自分でカスタママイズしたい人は、一巻きのものがよいでしょう。
テーピングの模索
管理人の場合は、ボウリング用ではなく、市販のテーピング用のテープで模索しました。ボウリングショップに気に入った色がなかったのが一番の要因かもしれません。とりあえず100円ショップでも売っているので、いろいろと試したかったこともあります。やはり、サムに貼るということは、抜けにも大きく関係してくるので、無駄には投資したくないところでもありました。
怪我する箇所の対応
最初はサムの裏側に貼ったのですが、実際に怪我をしやすい箇所というのが下右図の赤●のところ。裏側ではカバーできません。で、人差し指よりに貼ると…貼りにくいんですね。貼りにくくて剥がれやすい。ボウリングやっててテープが剥がれるのを気にするのはよろしくないです。
↑38mm幅×8cmを2分割
剥がれ対策
特にサムの場合は、指穴から抜けるときに大きな摩擦力が生まれます。このため、剥がれやすくなるのは無理もありません。なので、粘着力をより強化するか、都度貼りかえるくらいのほうがいいわけです。
粘着力を高めるためには、スキンパッチ(液体絆創膏)で強固にするのが一般的でしょうか。ただ、一番先に試したいことは、指の油分などをしっかりとること、つまり、「指を石鹸でよく洗うこと」だったりします。粘着力が弱まるのは、ゴミや油分が原因と言われています。これをしっかりと除去した上で貼り付けると、粘着力はかなり持続するようになるのです。これはぜひ試してほしいです。
サムのテープとインサートテープの兼ね合い
当初、サム全体にテープを巻くと、抜けに影響があると思っていました。サムの腹側に弱い滑り止めのテープを貼っていたためです。ものは試しということで、一度やってみたところ、思いの他、よかったのです。
↑50mm幅を台形にカット
サム全体を巻くことで
初期の頃は、投球の際にサムの第一関節を曲げてしまったり、第一関節より上に力が入ってしまう癖があり、やりすぎると内出血を起こすことも度々でした。これが、サム全体に巻くことで第一関節は曲がりにくくなり、同時に余計な力も入らなくなってきたので、そういう意味では怪我の防止にもつながりそうです。
インサートテープの調整
サムに貼るテープの分はインサートテープを減らす必要があるかもしれません。そのあたりは投球しながら、一番良さそうな状態を探って下さい。管理人の感覚では、サムに貼った分、若干きつく感じつつも、滑りやすくなり、±0と感じています。ただ、サムに対する摩擦はやはり大きくなっているようで、数ゲーム投げると多少腫れてくることもあるので、その場合はサム裏側(人差し指寄り)のテープだけに貼りかえることも多いです。