「外に出す」ラインへの視点〜ボウリングで200を目指す上達の道~

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スパッドボウリング

ボウリングを教えてもらう場合、基本的にはスパッドボウリングになるでしょう。ピンを目標として投げるのではなく、スパッドを目標点として投げます。その延長軌道からポケットを突くということになります。とかく、10枚目に立って、10枚目を真っ直ぐ投げるラインを基本として5枚目、15枚目を真っ直ぐ投げることをまずやっていたかなと。もちろん、初心者の場合は真っ直ぐ投げること自体が難しいので、目標のところに投げるというよりは、真っ直ぐ投げることに注力せざるを得ない状況でした。このあたりは、体幹が出来ている人は真っ直ぐ投げること自体は全然簡単なことだったりするので、上達具合も全然違ってきます。

真っ直ぐ投げて対応

5~15枚を真っ直ぐ投げればストライク、というレーンであれば、ある程度投げられるようになればストライクが続くこともありました。逆に遅いレーンなどで真っ直ぐでは太刀打ちできない場合は悲惨な結果ということも多かったですね。そもそも、真っ直ぐに投げようとしても、真っ直ぐに投げられる確率が20~50%くらいだったでしょうから、左右に引っ張ってもポケットに引っ張られるくらいのレーンでないと、高いスコアは望めなかったでしょう。なので、少し外に出して、外から沿わせて、と言われても、逆にリスクが大きくなるというのが正直なところでした。狙いは分かっても、思った通りに投げられない、というジレンマはいつも抱えていました。

狙いのスパッドが「点」

スパッドの狙いはあくまでも「点」としての目標だった気がします。本来は立ち位置とスパッドを結んだ線が投球ラインになるわけですが、スパッドを通っているかだけを見ていました。なので、スパッドを通っているのに結果がうまく出ない…ということがしょっちゅうで、本来、アプローチでどこまで移動していたかも加味すべきところ、あまり意識していませんでした。本来は立ち位置とスパッドを結んだ線上に投げていれば問題ないのですが、そこを確認していないのは…。

前回のコンディションで、正解は立ち位置27枚目、スパッド17枚目でした。

真っ直ぐの投げ方に慣れているというか、それを基本にしてきたので、外に向かって投げようとしても、実際には斜行して真っ直ぐに投げているケースが多かったように思います。スパッドを目標に、極端な例が右図です。斜行が十分でない場合は、20枚目あたりに真っ直ぐになって、大きく裏に逸れたり、斜行が十分でない場合は、スパッドに向かったとしてもガター行き、ということは何度となく経験してきました。

スパッド付近の狙いを「線」で

しっかり投げられているときは、アプローチのステップも安定していたようで、少し出すのは集中すればできたこともあります。初投げでも外向きに出して投げられていたように感じ、前回もやってみたところ、スパッド付近の動きを「点」ではなく「線」で捉えたらいい、ということに気付きました。これによって、目標ラインとの差があるかどうかも分かりますし、スパッド付近を通すラインを目標にできることで、投球時のイメージもだいぶ変わりました。結果に対して、狙い通りなのか、失投なのかも明確に分かります。

曲がりの弱いボールでタイトに攻める練習も積む必要がありますが、曲がりが強いボールで外から、という本来的な攻め方にこれから取り組むのかな、という感じです。ようやくその一線に立てたのかなと。