スプリットの残りピン、実際の出現率
ボウリングのスコア管理のアプリを使うと、ストライク率、スペア率、スプリット率などは日付ごとや1か月ごとなどで一覧瞭然です。その中で特定の残りピンのスペア率、出現率なども見ることができます。比較しようとすると、自分で手計算などをしなければなりませんが…。
ここで、ブログを書いていて思ったのが、残りピンの出現率とスペア率。比較的出現しやすいベビースプリットとワッシャーの比較をしてみたいと思ったのです。イメージ的にはベビースプリットのほうが出現率もスペア率もかなり高いようにも思いつつも、実際にはそうではなさそうな気もしたからです。
スプリット出現率
※以降、計算には2018年と2019年に記録したスコア合計886ゲームを対象、10フレに関しては1投目だけを対象とします。出現率は1ゲーム中で出現する確率です。
イメージ的には、3-10スプリットのベビースプリットが一番多く、次にビッグ4やスネークアイあたりかなというところ。実際に5%以上のスプリットを列挙してみると以下のように。
3-10 17.5% (ベビースプリット)
4-7-10 9.4% (通称ビッグ3)
2-4-10 7.4%
7-10 6.8% (スネークアイ)
4-10 6.3%
4-6-7 6.1%
6-7-10 5.3% (通称ビッグ3)
4-6-7-10 5.0% (ビッグ4)
3-10のスプリットは予想通り、4-7-10、6-7-10のビッグ3とも言われる3本残りのスプリットの合計が15%なので、これが大半を占めているのは納得です。
ワッシャー出現率
実際にはスプリットとは言われないものの、ほぼスプリットと同じ位置付けのワッシャーがあります。ポケットよりかなり薄くなり、1番ピンが残った状態で割れてしまう状態です。1番ピンが残っているゆえにスプリットとは言われませんが、スペアはなかなかの難易度。これも出現率はかなり高い感じがします。200Avくらいになればもっと低くなるんだろうと思うところでもあります。
1-2-4-10 11.6%
1-2-10 2.0%
かなり高いです。しかも、ピンアクションによっては6、7、8番ピンが合わせて残ることもあり、これを合わせてワッシャーの出現率とすると17.9%、3-10のベビースプリットより多いことになります。
スペア率
スプリットのメイク率で高いのは以下でした。(出現数20以上のみ)
2-7 50%(出現率3.8%) (ベビースプリット)
3-10 29.7%(出現率17.5%) (ベビースプリット)
3-4-7-10 12.8%(出現率4.4%)
1-2-4-10 9.7%(出現率11.6%) (ワッシャー)
5-7 9.5%(出現率2.4%)
4-5-7 6.9%(出現率3.3%)
2-4-8-10 6.3%(出現率3.6%)
2-4-10 6.1%(出現率7.4%)
6-7-10 4.3%(出現率5.3%) (通称ビッグ3)
出現率が低いものは使えないデータかとは思いますが、意外にも2-4-8-10のスプリットメイクを2度達成していたというのは自分でも知りませんでした。
また、ワッシャーを一つにまとめると8.8%でした。
スペア率の感覚
ベビースプリットとワッシャーのスペア率を比較すると、3~4倍の差があることが分かり、おおよそ投げている感覚と一致していました。ワッシャーはピン残り数が多くかなりピンアクションにも影響されるので10回に1回程度というのは納得。ベビースプリット(3-10)はもう少し取りたいところですね。
スペア率を割り出したところで、あくまでも結果の集計ではあるのですが、自分のスペア率を知っておくことで、試合で直面したときに、どの程度の集中力が必要なのか、その目安にもなるかなとも思います。