さようなら、ボウリング場
7月初めには通知があり、8月末での営業終了、あっという間でした。最後の日を迎えたという実感もあまりなく、習慣で行ってしまいそうな感じもします。
大会と言っても、最後にみんなで一緒に投げようというもの。それでも、2シフトがあっという間に定員、3シフト目が追加されたわけで、愛着ある方々が最後を惜しんで…ということでしょう。営業終了は残念なことですが、惜しまれて終えて行くというのは、ある意味幸せなのかもしれません。ドキュメンタリーで、ボウリング場の営業終了というのを見たことがありますが、何と、自分がそういう環境に置かれているということに何か違和感さえ覚えます。
センターでは互いに最後の挨拶
確かにボウリングをやっている以上は、どこかで会う可能性は高いわけです。大会でもそうですし、他のセンターで投げるようになればなおさらのこと。近隣にもいくつかのボウリング場がありますし、そこでまた一緒に投げましょうという感じで、お世話になった方々と、またどこかでご縁があるんだろうという気がしてなりません。所属のプロも、今度は他のセンターで投げる方にも専念ということでしたので、プロボウラーとして、再出発のような旨を語っていました。
最後の大会が実際は初大会のようなもの
基本的にはリーグ戦のみで大会には出たことはありません。唯一、昨年の年間チャンピオンを決める大会に補欠次点から参加したことはあったものの、自主的に参加するのは実質初めて。3~4ゲームをいきなり投げてスコアを出す自信がなかったのが本音でした。それがふっきれたのが1~2ヶ月前ですね。それまではリーグ戦で投げても当たり外れが大きくて、なかなかフォームの安定感もなかったわけですが、それが解消しつつある、その感じですね。大会などの本番になれば、当然緊張感もあって普段の投球にならないことも十二分にある中で、180を目指して投球できるようになったのは大きいことです。ミスしても取り返すという気概と、3回ミスしても160はある、というそのあたりの感覚がだいぶ変わって来た気がします。
あと一歩届かずのスコア188
最終ゲームが全てかなという気がします。ある程度オイルの状態も変わって来た、それに何とか対応しながら、粘り強い投球を続けるということ。パンチアウトして199で終わる結末かなとも思ったのですが、スペア後のカウントダウンもかなり響いています。カウントが回ると確かにきつい。ただ、よくここまで持ちこたえたとは思います。イージーミスも少なくはありませんが、160を割らずに最後に190に迫ったのは褒めたいところ。実際、リーグで一緒に投げていた方からも、「リーグ戦で強くなったね」という言葉をいただき、それは間違いない事実だなと思いました。当初は140台だったアベレージが、最後は170台まで乗ったわけで、それを5年間の間で見てきているわけですよね。
初期の頃、練習会でお世話になった方も同じボックスでお会いし、気が付けば自分のほうがハンデキャップが少ないということに。公式アベレージが185だったのはリーグ戦の調子がよかった時期のものが反映されているからではありますが、客観的に見たらアベレージは実績以外の何ものでもありません。最後にして、一緒に戦えるところまで足を踏み入れられたのかなという気がして、この5年間は無駄でなかったことを改めて感じました。