縦回転の威力
前回の続きです。10ゲーム中の練習を含めての7ゲームについてはこちら↓
残り3ゲームについては、縦回転で攻めてみます。前回少し投げたときに、思っていた以上に感覚が良かったからです。
そもそも縦回転とは
ずいぶん前にも記事にしました。縦回転は練習に使えるのかなというくらいの記事です。
正確に投げられれば、縦回転の威力もかなりのものです。ただ、曲がり幅は横回転より狭いですし、投球ミスをカバーできる範囲も狭くなります。感覚的には、縦回転のほうが精度が要求される気がします。
縦回転の誤った感覚
元々、リスタイを付けていたころに縦回転での投げ方をプロから教わり、しっかり投げられれば使えるかなと思ったことはあります。ただ、ある程度、球筋がしてこないとゲームになりません。練習ではやっても試合ではなかなか使えません。投球幅が狭すぎると感じてしまうからです。例えば、右に出しすぎても横回転なら戻ってくるところ、縦回転なら完全にロールアウトして3番ピン方向に向かってしまう…などです。
さらに、リスタイを外すと縦回転がほぼストレートになってしまうということに気付きます。リスタイを外した当時は横回転もそこまで曲がりが出ませんでしたから仕方ないところですが、縦回転の場合もリスタイがそこまで影響している理由はよく分かりませんた。10ピンの対応でストレートが必要でもあったので、ストレートが投げられるのはいいことだ…といつの間にか置き換えていて、今に至ります。
縦回転もしっかり転がす
横回転では転がして、フィンガーで押し出して…と意識します。しっかり転がすことで回転力のあるボールになります。ということは縦回転も回転軸が異なるだけで同じことが必要になってきます。これに気付いたのが前回。通常の横回転の投球で回転軸を縦に変更すれば、しっかりとした縦回転のボールになるのでは…ということです。
実際に新しいほうのボールで試してみたら、いい軌道を描きました。威力もなかなかです。前回は試してみたというレベルだったので、ゲームを通じて投げてみました。
精度と回転力が問われる縦回転
縦方向の回転なので、ボール自体の回転力がなければストレートにすぎません。ここが肝です。ライン取りにもよりますが、ストレートになってしまえばポケットに入りきれず、ノーヘッドやワッシャーになることも多くなります。
また、精度も問われます。多少の幅は感じますが、出しすぎるとオイルのないところに行ってしまい、完全にロールアウトしがちです。横回転であれば、出しすぎても戻ってきてストライク…ということもありますが。
破壊力は十分
フッキングポイントからの食い込みはかなり強く、破壊力はかなり大きいです。ピンアクションがいいので、多少のラインのずれは問題なくなるでしょう。7ピンや10ピンも巻き込んでストライクになることも多くなりそうです。精度を高められれば試合で使うことも十分。いつでも投げられる状態にしておきたいです。
副産物としての10ピンカバー
10ピンタップのカバーについては、スペアボールにしたり、ストレートで投げたり、いろいろと試してみましたが、ストレートで投げるのを標準としてきました。ただ、アドレス(ボールを構えたときの状態)でのボールの位置がずれることが多く、10ピンカバー率が低い原因になっていました。これを、縦回転を投げる流れにしたところ、だいぶミスが減りました。どうしても10ピンのときだけ構えが異なるので、余計にミスをしやすくなっていて改善したいところでした。縦回転なので、ピンデッキ前での動きが気になりますが、当面、これで試していこうと思います。
精度を高めること
質のいい投球はできていますが、やはり連続となるとまだまだ精度に欠けます。ここを高められれば、実践でも十分に活用できるそうです。