「ストレートボールで残り1ピンを倒す」を検証してみる

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タップしたピンの攻略

1投目でストライクを取れなかったものを2投目でカバーするわけですから、2投目での投球は特にミスを減らしたいものです。ストライクが出るようになると、1ピンだけが残る状況も多くなります。この1ピン残りを攻略する考察、特に、ストレートボールで攻略する場合を検証します。

フックボールを使用するか、ストレートを使用するか

フックボールでストライクを狙う場合は、ポケットにボールを運ぶラインを狙います。そのラインを基準として、2-4-6理論や3-6-9理論などを駆使して残りピンを攻略することもできます。こちらは、1投目と同じボールを使用しますので、以降のストライクを狙うためのオイルの状態を確認することもできます。その点は利点です。

一方、レーン上のオイルが荒れている場合などは思った通りに曲がらずに、スペアミスということも起こり得ます。さらに、オイルの少ないところを通す場合には、バックエンドで予期せずに曲がってしまうこともあります。このため、フックボールとストレートボールを臨機応変に投げ分けられると良いでしょう。

ストレートボールの練習

※ストレートボールを投げる方法などは、別のページに記述します。

フックボールを使用する場合は、オイルの境などを利用して、数枚の投げミスをカバーできるだけの幅があることが多いです。どうしてもスペアを取るのには力が入り、投げミスをカバーできるラインというのは非常に助けられるものです。

それでは、ストレートボールでの投げミスはどの程度許されるでしょう? それを知っておくことで、スペアに対するプレッシャーを少しでも減らしておくのは常套手段でしょう。

5番ピンタップをストレートで狙う

5番ピンを狙う場合、フックボールの場合は、ほぼポケットを狙うコースに投げれば取れることが多いです。

ストレートボールの場合は考えることもなく、ど真ん中を真っ直ぐ狙うということになります。狙いはそのまま、20枚目から20枚目(4番目のスパット)です。角度をつけて投げたほうがいい方は、角度をつけて真っ直ぐ狙います。

そして、5番ピンを取るためには、ボールがどこを通れば倒れるかを図示します。

5番ピンの左側をかする程度のラインは、ちょうど4番ピンと5番ピンど真ん中を通過するライン(オレンジ色上側)、同様に右側をかする程度のラインは、5番ピンと6番ピンのど真ん中を通過するライン(オレンジ色下側)です。曲がることなく、直進するという仮定での考察ですが、オレンジ色の線に挟まれるラインに投げられれば5番ピンを倒せます。

どの程度の投げミスが許されるか

それでは、この幅がスパットのレベルでどのくらいずれているかというと…赤とオレンジの幅が1.5枚分ですので、左右に1.5枚程度のミスが許されるということです。意外と広いのか、狭いのか…意外と広いと感じつつミスをするから悔しいのでしょう。

他のピンのタップを検証する

1番ピンだけがタップすることは確率的にかなり低いですが、ストレートで取る場合は上記の5番ピンタップのスペアとほぼ同じです。

同じように、2番ピン、8番ピンは同じライン、3番ピン、9番ピンは同じラインで取ることができ、5番ピンと同じように左右1.5枚の投げミスは許容範囲となります。

両端の残りピンのスペア

7番ピンと10番ピンは、他のピンと同じように…というわけにはいきません。レーンの端っこに立っているので、ガター側へのミスの範囲は半分程度になります。また、レーンの端っこを真っ直ぐ投げるのはかなりの腕前がないときついでしょう。

また、一般的には7番ピンと10番ピンを狙うラインは、反対側から斜めのラインを使って投げることが定石です。斜めに狙うことでもガターが迫っているのには変わりませんが、ミスが許される範囲も若干広くなり、気持ち的にも楽になります。

7番ピンについては、左側がガターなので、右からフックボールで取る方も多いです。逆に10番ピンでは、右側がガターなので、フックボールで取るのは相当なコントロールが必須です。10番ピンを取るためにバックアップで投球することもあります。10番ピンをストレートで取るための検証は、改めて別のページで行います。

結論

練習が必要です。2投目はほぼストレートで取るという方を除き、ストレートボールを投げる機会はフックボールよりも少ないと思います。だからこそ、普段からの確実にミスなく投げられる技術を磨く必要があるでしょう。