レーンコンディションの攻略~ボウリングで200を目指す上達の道~

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レーンコンディションは刻々変化する

極論を言えば、レーンコンディションは一瞬一瞬で異なります。一投ごとにオイルが削られ、新しいレーンコンディションが作られると考えても、まんざら間違いではないです。今のコンディションを把握しつつ、微妙な変化を感じながら、投球ラインも考える必要があります。

前段階の知識

一番最初の上方としては、センターのレーンコンディション表です。一般的なセンターではどこかに貼り出されていたり、HPで公開しているところも多いでしょう。これを見れば、オイルの長さ、量、濃淡がだいたいつかめますので、フッキングポイントと投球ラインをある程度予想できます。

ただ、レーンのメンテナンスがいつされたかは分かりません。メンテ直後のレーンなのか、週末にメンテされずに迎えた平日のレーンなのかによって全然異なります。何もしなくても、時間が経てば経つほどオイルは乾きます。これはウッドレーンのほうが顕著と言われています。

また、同じゲーム数を投げたレーンであっても、ハウスボウラーかマイボウラーかによっても全然違います。ハウスボウラーなら中央を中心にまんべんなく荒れるでしょうし、プロレベルのボウラーであれば綺麗にオイルが削られていることもあるでしょう。いずれにしても、レーンコンディションの表は鵜呑みにするものではないということです。

練習投球

試合などの場合は練習投球があるのが一般的です。一つのボックスで5〜10分くらいが多いかと思いますが、レーン移動がある場合は当然、練習もなく投げることになります。同じレーンコンディションであれば大きく異なることはないはずですが、逆にレーンごとの微妙な差もあります。新しいレーンでどう投げるかについては、ある程度戦略を持っておくのが得策です。

落とし穴が…

また、練習で数球投げてポケットへのラインを把握したあとで、7ピン10ピンなどのスペアのラインを確認したままに練習投球の時間が終わることがあります。そして、第一投でスプリット…というのは割と目にすることが多いです。管理人自身もよく経験していることで、投球練習中はストライクがよく出るのに、試合が始まるとパタッと出なくなる、これは既にレーンコンディションが変化していることも関係します。試合に入っての第一投なので、緊張などでスピードが少し落ちていることもあるかもしれません。

ポケットへのラインの見つけ方

フッキングポイントは球質とスピードにかなり依存します。レーンコンディションにもよりますが、フッキングポイントが5〜10枚目辺りとすると、2~3番スパットあたりを通すのが最初の目標でしょうか。最初の一投のイメージは自分の中で持っておくといいです。自分の得意とするライン、ボール、投げ方、それが基準となります。それに対し、実際のボールの動きが想定通りなのかどうか、それによって何を変える必要があるのかを決めなければなりません。

管理人の場合は、2番スパットを通して真っ直ぐ、もしくは少し外へというラインを基準としています。具体的には、立ち位置12枚目or13枚目、スパット2番です(※立ち位置の基準は右足の右側)。12枚目で真っ直ぐ、13枚目で若干外に出すラインです。

アジャストの方法は様々

一般的な方法としては、厚く入る場合は立ち位置を左へ、または狙うスパットを右へ、薄く入る場合は間逆に、ということになります。最初は単純に、これでいいと思います。ある程度はこれで対処できます。

対処できない場合には、オイルの有無を中心に考える必要があります。

厚く入るからと言って立ち位置を左にしたにも関わらず、さらに厚く入ってしまうこともあります。これは、ボールがオイルのないところに早く到達し、曲がり始めが早くなったために起こったと考えられます。オイルを意識するということは、具体的にはオイルの境界線を知ることです。ラインを変更することで、オイルのないところに触れてフッキングポイントがどこになるか、というところまで見据えていかないと、納得できるラインを見つけるのは難しいかもしれません。

上記はなかなか難しいことでもあるので、立ち位置とスパットを変更してもだめなら、他のラインを投げてみましょう。全く違うラインが正解の可能性も高いです。1番スパットを真っ直ぐ、2番スパットを真っ直ぐ、3番スパットを真っ直ぐ、その中で調整できそうなラインを試してみるのも手です。

ラインを変更するのではなく、ボールを変えるというのも一つの手段です。それぞれのボールの特性を把握しておけば、「もう少し曲がりを抑えられれば」とか「オイルが多少荒れていても影響されないような」とかいう要求にも応えてくれるでしょう。

さらに、技術的な手法になりますが、投げ方次第で曲がりをコントロールする方法もあります。

練習でのアジャストは大胆に

試合中にラインを変えるのはなかなか勇気のいることです。練習中であれば試す時間はありますし、大胆にラインを変更して投げてみるのも、コンディションを把握するには有効な手段です。スパットを移動するにも、1枚程度では分かりにくいので、2枚程度移動するほうが差が分かりやすいでしょう。

他のラインを見つける際には、オイルを中心に、以下を念頭に入れるといいでしょう。
・オイルの多いところを使う(フッキングポイントが15枚目周辺)
・オイルのあるところからオイルの薄いところを通す
・オイルのあるところからオイルのないところへ出す
・オイルの境目に沿わせる
・オイルのないところを使う(手前でロールアウトさせてポケットを直線コースで狙う)

レーン移動がある場合にやっておきたいこと

同じレーンで投げ続けるのであれば関係ありませんが、レーン移動がある場合は、ゲーム終盤に次のレーンの様子を見ておくのも一手です。何投か見れば今のレーンより遅いのか早いのかだけでも分かると思います。もちろん、終盤に余裕があればの話です…というか、それくらい余裕もって投げられるようになりたいものです。先入観が強くなりすぎてもあれですが、予備知識があると一投目の決断は多少楽になるでしょうか。