ボウリングから離れざるを得ない環境
一時期からすれば圧倒的に数を減らしたボウリング場。娯楽が多様化する中で来場者が減ったのはもちろんのこと、利益を生み出さないといけないのでボウリング場が減っていくのも仕方ない状況もあります。その煽りを受けるのはボウラーであり、近隣に他のボウリング場がなければボウラー離れも仕方ないところ。
離れていた一年
結局、自分自身も所属していたボウリング場の閉鎖によって、正直ボウリングから離れていたのは丸一年という認識です。別に近隣のボウリング場がなかったわけでもありません。この点は、地方でセンターが閉鎖され、最寄りのボウリング場まで一時間…というのはわけが違います。そして、閉鎖されたボウリング場が8ヶ月後に別のセンターとして生まれ変わり、何度か行くようになりました。ところが、何かが違うと感じたわけです。では、結局何が問題なのか?
必要なのは→所属意識
会員サービスなどで運営をする施設は特にそうです。これにボウリング場も当てはまります。もちろん、ボウラーにも依ると思いますが、所属意識というのは非常に重要で、何かしらのつながりを感じなければ…ということです。自分に当てはめてみれば、近隣のボウリング場も、復活したボウリングも、「ここじゃない感」を感じないわけには行かなかったのが残念なところ。
センター運営の方、ここ重要です。
本気でセンターの運営で行き詰まっているなら考えてほしいことです。会員になりたいと思う雰囲気、会員になった人を繋げる雰囲気がなければ、定住する人にはなれません。
では、会員になっていたのに足が遠のいていて、そこから大会に参加するまで至る決定的なことは何だったのか?
たった一通の手紙
オープンの頃にセンターで何度か投げたものの、足が遠のくこと3ヶ月、バースデートーナメントのお誘いの手紙が。その前にも会員限定サービスらしき封書は来ていて、スルーしていたんてしょうが、バースデートーナメントは引っかかりました。全員通知ではなく、個別通知は大事です。
もう一つ、スタッフの方が名前を覚えているのは非常に重要。挨拶はもちろんのこと、顔パスですぐに空いているレーンを案内してくれたり…そういう積み重ねなんだろうと思います。
前のセンターでは初心者講習会→初心者リーグの流れで名前を覚えられていたのですが、よくよく考えてみると、名前を覚えていたスタッフというかプロの方ですが、ほぼ面識ないんですね。会員の申込みか、普通に練習に言ったときか、受付で名前と顔を一致させたのかもしれません。
居心地の良い環境を求めて
今のセンターも、オープン当時は新しいスタッフばかりで、誰がプロなのかも全く分からない状況。投げに行っても、知らない人ばかりで、たまに前のセンターで見たことがある人がいるくらい。「何か違う感」はそういうところから感じるのかもしれません。その後、バースデートーナメントに参加する前に、練習へ。前のセンターで知っていたスタッフも戻って来ていて、前のセンターボウラーとも顔を合わせることが多くなりました。
きっかけにすぎない一枚のハガキ、ただ、その一枚が、自分が再度ボウリングに向かう大きな要因であったことは間違いない。デジタルな時代だからこそ、有効な手段なのかもしれないと。
バースデートーナメントの結果は次回。ボウリング場が盛況になり、ボウラーが増えることを願って今回の締めとします。