ボウリングの課題~サムの肥大~

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ボウリングのケア

スポーツをやる上で怪我はつきものです。日頃から怪我をしないような準備運動などはもちろんのこと、未然に防ぐためのグッズもありますので、それらをうまく利用していく必要があります。特にここでは、サムとフィンガーのケアについてみていきます。

重いボールを支える負担

プッシュアウェイに始まるスイングの最中には、5~7kgのボールを腕、手、指によって支えます。支えるとはいえ、スイング自体は自然振り子が基本になるので、無理な力を加えない限りはそこまで急激な力が加わることはありません。

ところが、そのスイングから一転して運動方向が変わるリリースの瞬間は、支えるサムとフィンガーには相当な力がかかります。ボウリングの投球動作で一番の要でもあり、大小に関わらず、ボウリングでの怪我と言えばこのリリース時がほとんどになるでしょう。

長いゲームを投げる体作り

公式の大会では1日に10ゲーム、あるいはそれ以上のゲーム数での戦いになることが多いです。ただ、一般のセンターの大会やリーグ戦であれば、3~5ゲームが普通と思われます。なので、練習においても試合において数ゲーム投げられるだけの体力などは必要になります。ボウリングが好きな方であれば、慣れてしまえば問題ないレベルかと思いますが…。

長いゲーム数を投げると体には疲れを感じるのは当然で、投げたあとにマッサージなどの緩和運動をしておくことは体を守る上で大切です。また、それ以上に、どこに一番負担がかかっているかを知っておくべきです。これは人にもよりますし、何より投げ方にも関わってきます。負担がかかっているところが怪我につながりやすいからです。

指への影響

リリースの際に重要なサムとフィンガーはどのような影響があるでしょうか? 一般的には穴から抜けるときの摩擦はかなりのものです。テーピングなどで緩和していくことと、怪我をしない投げ方を覚えることは重要なことです。

ゲームを進める中での変化

指穴の調整やテーピングが重要になりますが、こまめに調整する必要があります。なぜかというと、指穴との摩擦によって指が太くなるためです。これは特に、初期の頃には1ゲームでも変わってしまうほどです。

サムが抜けない危機

管理人の話にはなりますが、初期の頃、投げるスパンは3日以上空けるというルールを作っていました。何故かお分かりでしょうか?

その頃は週2回程度、1回に3ゲームくらい投げていましたが、3ゲーム投げるとサムがかなり腫れていました。3ゲーム投げ終えるくらいには指穴がぎりぎりになり、3日くらい空けないと腫れが引きませんでした。それでも、最後にはサムが抜けず、完全なロフトボールになってしまい、結果的にゲーム途中で断念。

その後、指穴を広げてもらい、投げられるようにはなりましたが、感触が変わったことと、サムが抜けないことに対する不安はしばらく襲いかかってきました。

リリースの安定を目指して

サムの抜けが全然違ってしまうことにより、ボールの軌道は変わってしまいます。最初の頃は、何故曲がらないんだろう、という感覚かもしれません。自分で投げていると気付かないのですが、実はサムが腫れ上がり、抜けにくくなっているという可能性があります。

また、最初数ゲームはリリースが安定しているのに、投げ込むとおかしくなる、あるいは、その逆のケースもあります。ある程度投球が安定している場合は、一番リリースが安定しているときのサムの状態がベストということになると思いますので、そのタイミングを中心として、テーピングを調整してみるといいと思います。

3ゲームくらいから調子が出るということは、もう少しテーピングを厚くしたほうがいいということですね。
ball
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eye
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ゲーム数が進んできて、テーピングを一枚剥がすとか、付け直すという判断が必要になります。