3番ピン中心のスペア(2)~ボウリングで200を目指す上達の道~

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意外に盲点になる3番ピンのスペア(2)

前編↓↓↓

意外に盲点になる3番ピンのスペア タップと言えば10番ピン...

問題は複数ピンが残った場合

3-6-10の攻略

割とよく見る残りピンです。キーピンは3番ピンには変わりませんが、プロでもスペアミスを犯しやすいと言われます。意外に曲者なのです。

理想的には3番ピンの右側にボールを当てて、3-6はボールで、10番ピンは6番ピンで倒します。ボールで2本を倒していれば、ほぼ10番ピンは倒れるわけですが、3番ピンに厚く、6番ピンを横に飛ばしてしまうと、ピンアクション次第です。ガターレーンからのキックバックで倒すこともあるでしょうし、10番ピンを巻いてしまうこともあるでしょう(10番ピンタップで見るのと同じです)。

逆に3番ピンの左側に当たる場合でも、スペアの可能性はあります。左に当たる場合は、裏ポケットであれば完璧です。投げミスでも、裏ストライクと同じように、道はあります。裏まで行っちゃったけど…ミスったけど倒れてラッキーというところはあると思います。

一番まずいのはチョップです。3番ピンに真正面に当たった場合で、ボールは3番ピンだけを持っていってしまいます。ここだけを避けなければなりません。直線的に狙った場合は3番ピンを真正面に向いても6番ピンに触れる可能性があります。曲線的、特に曲がりが大きいときには、3-6-10のラインに対して垂直方向になるので、危険性は高いです。

内ミス、外ミスを含めて、カバーできる範囲はかなり広いですが、カバーできる範囲の一部がチョップになってしまうので、当たりの中にばっちり外れがあります。なので、精度を高めることも必要ですし、怪我をしないようなライン取りを選択することが重要です。特に、オイルの状態が分かっていないときには、スペアミスが命取りにもなりかねません。より直線的を積極的に選択して、スペア率を高めたいところです。

橙: 23→15→13.5
赤: 28→20→14.0(ストレートorスペアボール)

おまけ付き3-6-9-10

3番ピンの裏が残ると難易度が増します。9番ピンはボールで倒すことになりますので、必然的に難しくなります。3-9番ピンを倒すという意識が必要でしょう。3番ピンの右に当てて9番を倒すコースです。これならスペアが見込めるでしょう。

3-9

右投げであれば残るのは稀です。右投げの薄めで2-8が残ることはよくありますが、これが残る場合は、裏に薄めに当たったときが多いかと思います。ピンをよく見ていないと3番タップと勘違いしそうで、実際に9番ピンが残っていることに気付かずにスペアミス…という事態も残念ながら起こります。

投球のコースとしては、縦並びではありますが、実際にはストレートよりは曲げて取ったほうが楽かもしれません。真正面から当たったようでも、ピンに当たったときに軌道が変わり、9番ピンをスルーすることがあるためです。3番ピンの右側に当ててボールを右に弾いてもらい、さらに左に曲げて9番ピンにタッチする流れです。

3-10

厚く入ってボールが3番ピンをスルーした際に残ることがあります。ベビースプリットとも言われる残りピンで、スプリットの中でも簡単な方です。7-10のような絶望的なものでもないので、スペアをとって次につなげたいところです。

攻略法としては3-6-10の残りピンと似ている部分もありますが、3番ピンと10番ピンが離れているところがネックです。普通は3番ピン右側に薄く当てて、ボールで10番ピンを倒すのがセオリーです。3番ピンと10番ピンの間はボールが通る隙間がありますので、エッジでフックさせたりするとすり抜けてしまうこともあります。実際に、3-6-10の残りピンで6番ピンだけが倒れるという現象と同じです。

橙: 23→10→14
黄: 23→7→14※外に出しすぎで10ピンまで跳ね返らない可能性大

赤: 33→25→14(ボールで3番ピン→10番ピン)
赤: 33→29→17(3番ピンを10番ピンに飛ばす)

ストレートで狙う場合も同じように3番ピンの右側です。真正面だと10番ピンはノータッチですし、左側だと、通常のポケット付近への軌道です。ベビースプリットの場合は、正確に投げられた場合、ミスしてちょうどいいラインに収まった場合でないとスペアにすることは難しいと思います。

ベビースプリットに9番ピンのおまけつきのときは、難易度が一気にあがってしまいます。

3番ピン絡みはぜひ取っておきたいところ

複数ピンの場合は難しいこともありますが、実際に練習をしておけば、ある程度は取れるようになります。むしろ10ピンタップのほうが嫌という方も多いのではないでしょうか。まずは、嫌な残りピンを残さないことも必要なのですが、実際に投げミスで残ってしまったピンに対して諦めるんのは簡単です。ただ、それでは一投目のミスでできた傷口を広げてしまうことになります。次につなげる意味でも、確実に取りたいところです。さらに、右側のピンについては一投目の投球へのヒントになる場合も多くあります。スペアアングルから逆算してストライクにつながることもありますので、頭をフル回転させて回答を導き出せたら大きいと思います。