ボウリングで200を目指す上達の道~10番ピンをストレート投球で取る幅を検証~

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10番ピンのスペアが難しい理由

一番の原因は正回転方向を使いにくいことです。正回転方向というのは、右投げで言えば左(左投げは右)にフックするボールです。レーンの右端ですので、1投目のように右側からフックして取ることは極めて難しくなります。このため、ボールを変えたり、投げ方を変えたりして取ることになります。

10番ピン攻略のために

・ボールを変える

曲がらない(曲がりの少ない)ボールで投げる。投球するラインについては過去記事をご覧下さい。

スペアアングルの狙い目 1ピン残りのスペアで、どの程度の失...

・投球方法を変える

通常のナチュラルフックをはじめとする曲げる投球ではなく、ストレートの投球で投げます。こちらも過去記事を参考にして下さい。

ストレート投球とは 少し前に、1投目のボールでストレート投...

ただ、単純にストレートの投球をしたとしても、10番ピンを取るためにはライン取りを工夫しなければなりません。

奥のピンを倒すライン ピンデッキの一番手前のピンは1番ピン...

また、スペアボールでも、レーンコンディションによっては曲がってしまう可能性もあります。その場合は、スペアボール+ストレート投球など、工夫する必要はあります。

ストレートで投法の注意点

投球ラインは真っ直ぐの軌道を基準に、右に緩やかなカーブを描くラインですが、ガターが迫っていますのできわどいところです。さらに、ほぼオイルのない1枚目2枚目あたりに触れることで急激に曲がってしまう可能性もあります。

狙いとするラインはフッキングポイント付近で進行方向が変わり、どちらかというと、10番ピンへロールアウト気味に直進するというイメージです。(下図参照)

1投目のボールの中でも、緩やかな軌道のほうが相応しいので、パール系よりはリアクティブ系のほうがいいと思われます。(※管理人はリアクティブ系を使っています)

1投目のボールをストレートで投げるときの幅は?

通常の投法で9番ピンを狙うコースを基準とします。同じラインでストレート投法をして赤ラインの軌道を狙います。下図よりはもっと緩やかに曲がる軌道を描きます。

これより少し外にミスをした場合、ガターの手前までは許容範囲となりますが、上記で記述の通り、完全にオイルのないところに反応して9番ピン方向へ曲がってしまう危険性もあります。スパットレベルで16枚目を通すところを、14.5枚目くらいがぎりぎりでした。いずれにしても、ガター手前をぎりぎり走っていく感じなります。内ミスもある程度許容できますが、かなりレーンコンディションにも左右されるものと思います。ストレート投法の球質にもよるので、どこまで幅があるかは要確認です。

(参考:管理人の場合、リアクティブ系ストレート投球)

立ち位置29枚目、ファールライン24枚目、スパット16枚目

外ミス幅:1.5枚(スパット14.5枚目)

内ミス幅:1枚程度、レーンコンディションによる

ストレート投法の考察

スペアボールで投げる場合は、外ミスは1枚程度、内ミスは1.5枚程度ということは前述です。

スペアアングルの狙い目 1ピン残りのスペアで、どの程度の失...

これに対して、リアクティブボールをストレート投法で投げた場合、外ミスは1.5枚程度、内ミスは1枚程度と、0.5枚程度の差ではありますが、外ミスと内ミスの幅が逆転します。これが当てはまるのであれば、どう捉えたらいいでしょうか?

どちらかというと外ミスが多い方は、もしかすると1投目のボールでストレート投球をしたほうが、幅という点では安心かもしれません。特に、普段は外ミスが多いのに10ピンを狙うときだけは内に投げてしまうやすいという方は、ストレート投球でのスペア率が高まる可能性はあります(※管理人はこれに該当します)。

ただ、重ね重ねですが、1投目のボールでのストレート投法での軌道、幅については、投球の質やレーンコンディションなどの左右される可能性が高いので、練習にて基準のラインを見つけられるとよいかと思います。