1ピン残りのスペアメイク
ポケットヒットのラインで倒せるピンは、1投目のボールでカバーすることが多いでしょうか。2投目は必ずスペアボールと決めているのでなければ、1投目ボールが望ましいと思います。
パーフェクトストライク理論によれば、ストライクのときのボールが直接倒すピンは、1番→3番→5番→9番の4本だけです。ただ、それぞれのピンに当たることで軌道は変化していきますので、ポケットからそのままピンに当たらず進行した場合は、1番3番のポケットを通過し、5番から8番のピンの方向へと軌道を描きます。なので、1ピン残りでポケットの軌道を順当に利用できるのは、1番、3番、5番、8番です。食い込みの強いボールの場合は、8番よりも7番方向へ抜けてしまうことも考えられます。
左側のピン残り
ポケットの軌道より左側のピンについては、2番、4番、7番ピンです。
2番ピンについては、ポケットへの軌道をスパットで調整すれば問題ないかと思います。ブルックリンストライクを狙うラインと考えることもできます。
4番、7番ピンをカバーするのは、できるだけストレスのないように取りたいものです。一般的には、20枚目や25枚目を真っ直ぐ、もしくは、右端から曲げて取るという方が多いでしょうか。いずれにしても、オイルの多いところを使い、オイルに影響されにくいラインを使用することが多いです。
スペアボールを使う場合は、とにかく、狙ったラインに真っ直ぐ投げるというのが基本になります。
右側のピン残り
左側に比べて多少、あるいは相当、スペアに気を使うのは右側です。こちらはスペアボールで狙う方が多いと思います。6番、9番、10番ピンです。6番ピンについては9番ピンと同じような狙い目、9番ピン、10番ピンの考察については別のページを参照して下さい。
・9番、10番ピン考察
・10番ピン考察
2ピン残りのスペアメイク
斜めの残り
2番-4番,3番-6番,4番-7番,5番-9番,6番-10番が2ピン残りとしては代表的なものかと思います。※ノーヘッドは割愛します。
こちらをスペアするためには、いかんせん、手前にあるピン(キーピンと言います)を狙わなければ話になりません。そのうえで、後方のピンをボールで倒すのか、ピンを飛ばして倒すのかの2択です。そして、後方のピンが右側か左側かによって、多少異なってきます。
2番-4番、4番-7番
キーピンを捉えられればほぼスペアになります。ボールまたはキーピンが右に飛んでいき、後方のピンを倒します。キーピンを真左へ飛ばすほど薄く当ててしまうと後方のピンはノータッチとなりますので、それだけがNGです。
3番-6番,5番-9番,6番-10番
上記とは逆で、思ったより後方のピンを残してしまいがちです(※チョップすると言います)。ボールまたはキーピンを左に飛ばさないといけないためです。大雑把に、右側に当ててボールで後方のピンを倒す、左側に当ててキーピンで後方のピンを倒す、という2パターンです。キーピンを狙うのですが、キーピンに真っ直ぐ当ててしまうと、方向のピンをスルーしてしまうのが難しいところです。
縦並び(インザダーク)
インザダークという名前の由来は、後方のピンが重なって見えにくく、ピンデッキの奥なので暗いところに立っているところから来ているそうです。確かに、前のピンだけ倒して暗くなったピンデッキに残ってる姿は、まさにそんな感じです。
パターンとしては、2番-8番,3番-9番の2種、1番-5番も同様に縦並びですが、ここではノーヘッドを除きます。右投げであれば、ポケットに薄く入ったときに、2番-8番が残ることがあります。
基本的には真正面から取ると言われますが、左にフックしていくことを考えるとキーピンの右側にあてる必要があります。ボールが左に向かう力と、キーピンに当たって軌道が変わるのを利用します。
後方のピンを狙うと取りやすいと言われますが、実際に後方だけ取れてしまうともっとやるせないので、しっかりキーピンの右側を狙いましょう。どちらかというとポケットの裏側(ブルックリン)を狙うくらいが楽なのかなと思います。
スプリットメイク
スプリットと言っても、様々な種類があり、ここでは列挙にとどめ、攻略法についてはページを改めます。
ベビースプリット
横並び 4番-5番,5番-6番,9番-10番
斜め並び 2番-7番,3番-10番
キーピンを飛ばす必要のあるスプリット
2番-10番,4番-9番,4番-10番,5番-7番,5番-10番,6番-7番
並行ピンのスプリット
4番-6番,7番-9番,8番-10番,7番-10番